7月17日に開かれた第67回日本婦人科腫瘍学会学術集会(JSGO 2025)のTeaching Seminar「絨毛性疾患取扱い規約の改定のポイント」では、井箟一彦先生(和歌山県立医科大学)が改定全体の進捗を概説したのに続き、南口早智子先生(藤田医科大学)が病理領域の要点を解説した。
2011年版以来、実に10年以上ぶりとなる第4版は全面刷新が予定されているが、南口先生は「現在示されている内容はあくまでドラフトであり、来年公表予定の最終版で修正される可能性がある」としたうえで、WHO最新分類の取り込み、p57 KIP2免疫染色の必須化、診断精度を底上げする具体策を提示した。