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血液腫瘍、血液内科

論文解説

MDS関連遺伝子を有する高リスク急性骨髄性白血病における脱メチル化薬の維持療法の有効性

同種移植(allo-HSCT)を受けた高リスクのAMLにおける死因の多くは再発である。移植後の再発を予防する目的での脱メチル化薬(HMA)の維持療法の有効性は不明である。本報告は、allo-HSCT後の高リスク(ELN 2022のリスク分類)のAMLにおけるHMAの維持療法の有効性を評価した。2017年1月〜2023年4月の期間に高リスクのAMLに同種移植が施行された多施設共同後方視的研究である。469人が登録された。136人がHMAの維持療法群(MT group)、333人が非維持療法群(NMT group)に振り分けられた。

第1完全寛解(CR1)でallo-HSCTが施行された症例の3年間の成績は、非第1完全寛解(non-CR1)に比較して著明に良好であった。

MT groupとNMT groupとの患者背景の比較では、MT groupで骨髄破壊的前処置の割合が多かったが(94.1% versus 76.0%,P <.001)、それ以外では違いはなかった。

MT groupにおいて、3年間の累積再発率を低下させた(19.2% versus 34.0%, P =.026)。また、3年のevent-free survival(EFS)(68.6% versus 43.4%,P <.001)、relapse-free survival(RFS)(69.1% versus 48.6%,P =.001)、overall survival(OS)(72.1% versus 61.0%,P =.034)も改善した。

MTの有効性が最も高かったのはMDS関連の遺伝子異常を有するAMLであった。CR1でallo-HSCTを受けたMRDの陰性の群では、MTの有効性を認めなかった。

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