Ⅳ期ドライバー遺伝子変異/転座陽性領域における今回のガイドライン改訂の中で、後編としてEGFR遺伝子変異以外のアップデートポイントを解説する。ALK融合遺伝子におけるロルラチニブの推奨度変更やROS1融合遺伝子、MET遺伝子変異への新規分子標的薬の追加、RET融合遺伝子におけるセルペルカチニブのエビデンス強化など、改訂の背景にある臨床試験データと実臨床でのポイントを整理する。