消化器腫瘍
論文解説
既治療の切除不能な進行胃がん、および食道扁平上皮がんに対する、Nection-4を標的とする抗体薬物複合体enfortumab vedotinの第Ⅱ相試験
Enfortumab vedotin(EV)は、細胞間接着分子のNectin-4を標的とする抗体薬物複合体であり、尿路上皮がんで有効性が報告されている1。本第Ⅱ相試験は、二次治療以降における、胃腺がん、食道胃接合部腺がん(GEA)、食道扁平上皮がん(ESCC)に対するEV単剤療法の有効性と安全性を検討した多施設共同第Ⅱ相試験(EV-202)である。近年、上部消化管がん領域では、バイオマーカーに基づく抗体薬物複合体の開発が急速に進められており、EVも本領域の新たな治療選択肢として期待されていた。