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【日本臨床腫瘍学会】がん悪液質患者 7,132 例におけるアナモレリンのリアルワールドデータ : 特定使用成績調査の中間解析
ClinPeer事務局 編集部
04月04日配信
がん悪液質は、進行がん患者における体重減少、筋肉量低下、食欲不振を特徴とし、QOLの低下や生命予後の悪化に深く関与する病態である。アナモレリン(Anamorelin)は、グレリン受容体アゴニストとして食欲を改善し、体重・筋肉増加を促進する効果が期待され、2021年1月に非小細胞肺がん、胃がん、膵がん、大腸がんに伴うがん悪液質治療薬として承認された。
本剤の安全性と有効性を検証するため、特定使用成績調査(PMS)が実施され、7,132例を対象とした中間解析の結果について、3月8日第22回日本臨床腫瘍学会学術集会(JSMO 2025)にて、臨床血液・腫瘍研究会の田村 和夫先生より報告された。