消化器腫瘍
論文解説
未治療の切除不能な食道扁平上皮癌に対する抗TIGIT抗体+抗PD-L1抗体+化学療法―SKYSCRAPER-08試験)―
TIGITはNK細胞、T細胞、制御性T細胞など複数の免疫細胞に発現し、CD155との結合を介してT細胞活性を抑制する免疫抑制分子である。第Ib/II相試験であるMORPHEUS-EC試験1では、抗TIGIT抗体+抗PD-L1抗体+化学療法が、抗PD-L1抗体+化学療法または化学療法単独と比較して良好な抗腫瘍効果を示した。本稿では、中国を中心に実施されたランダム化二重盲検プラセボ対照第III相試験であるSKYSCRAPER-08試験の結果を概説する。