- この研究は、腹部腫瘍切除術を受ける癌患者における術後抑うつ症状の軽減に対するS-ketamineの有効性を評価するために行われた。230名の抑うつ症状を持つ患者を対象に、S-ketamine 0.4 mg/kg群と生理食塩水群に無作為に割り付けた。主要評価項目は術後1日のPHQ-9スコア50%減少で、S-ketamine群の治療反応オッズ比は1.4(95% CI, 0.8-2.6, p = 0.017)で、スコアは1.0ポイント減少(MD -1.0, 95% CI, -2.0 から 0, p = 0.002)。
ランダム化比較試験
腹部腫瘍手術後の抑うつ症状緩和におけるS-ケタミンの有効性限定された術後効果
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