- 急性骨髄性白血病(AML)のFLT3-ITD変異を有する患者は全体の約25%を占め、再発率が高く予後が悪いとされる。FLT3チロシンキナーゼ阻害剤(TKI)の一つ、AC220(quizartinib)は化学療法と併用することで生存率の改善が見られるが、再発率の問題が依然として残る。本研究では、急性前骨髄球性白血病(APL)治療で有効な全トランスレチノイン酸(ATRA)とAC220をFLT3-ITD陽性AML細胞株(MOLM-13およびMV4-11)で併用し、ATRAがAC220による細胞死をcaspaseの活性化を通じて強化することを確認した。
QuizartinibとATRAのFLT3-ITD陽性急性骨髄性白血病における相乗的抗白血病効果
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