- 慢性骨髄性白血病およびフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病(Ph+ALL)の患者へのチロシンキナーゼ阻害剤(TKI)は、治療成績の向上に寄与している。しかし、TKI治療では、変異による獲得耐性が問題となるため、クローン性遺伝多様性の綿密なモニタリングが重要である。本研究では、ポナチニブ耐性のPh+ALL患者から新たに発見されたBCR::ABL1 p.I293_K294insSLLRD変異に関する事例を報告する。
ポナチニブ耐性フィラデルフィア染色体陽性ALLにおけるBCR::ABL1 p.I293_K294insSLLRD変異はダサチニブ感受性およびアシミニブ抵抗性を示す
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