- 本研究は、B細胞抗原受容体(BCR)が慢性リンパ性白血病(CLL)の発症に果たす役割を解析したものである。CLLは免疫グロブリン重鎖可変(IGHV)領域の変異状態により大きく2つに分類され、半数が体細胞変異した免疫グロブリンV遺伝子を持ち、生殖中心を経験したメモリーB細胞に由来する。一方、未変異CLLは、CD5陽性の抗原刺激を受けた成熟B細胞から生じるとされる。
レビュー
BCR媒介シグナル伝達と抗原認識の慢性リンパ性白血病病因における役割
AIによる要点抽出