- 高齢の進行大腸癌患者において、難治性の痛みがあり、様々な鎮痛薬を使用しても効果が不十分であったため、ヒドロモルフォンを用いたPCA治療が行われた症例を報告する。患者は右鼠径部の痛みがあり、全身骨スキャンおよびCT検査により、骨転移および病巣の進行が確認された。7年間の抗癌治療後、ベバシズマブ、オキサリプラチン、ラルトレキセドによる全身療法が開始され、痛みの緩和策として複数の鎮痛剤が投与されたが、痛みのコントロールは不十分であった。
症例報告
高齢大腸癌患者における骨転移を伴う難治性疼痛に対するヒドロモルフォンを基盤としたPCA療法の効果
AIによる要点抽出